グランクラスで郡山に到着した翌日は磐越西線を走る乗って楽しい列車「フルーティアふくしま」に乗ってきました。通常の切符では乗れず旅行商品として発売されますが1人の乗車も可能です。車内でスイーツをいただけることが特徴です。
郡山10:00→11:59喜多方 719系2連【S-27編成】フルーティアふくしま1号 2号車13番A席
かつては東北本線や磐越西線で活躍していた719系ですが現在は標準軌区間の奥羽本線でしか乗車できず狭軌区間を走るのはこの車両のみとなってしまいました。JR東日本の乗って楽しい列車は指定席券の追加で乗れる列車も多いですが、これはネットから購入する旅行商品のみです。また、2号車は全てフリースペースになっているため定員も少ないです。車内はカウンターが4席、それ以外は2人用と4人用のボックス席となっています。大半が郡山からでしたが、磐梯熱海から乗車した方もいて誰もいないボックスはありませんでした。また、7割程度は会津若松で下車されていきました。系統分離され会津若松~喜多方の電化設備撤去が予定されている現在、この区間を電車で走ることができるのはかなり貴重です。
この列車最大の特徴である車内で提供されたスイーツです。旬の果物を使ったケーキをいただくことができます。
そして特筆すべき点はセルフで水、アイスコーヒー、アイスティーがおかわり自由であることです。他の観光列車でもフリードリンクはありますがこのような形態はなかなか見られません。ただし、温かい飲み物の場合はアテンダントさんに申し出る形です。
列車は途中の安子ヶ島で20分程度の運転停車をし、快速あいづ1号に抜かれたあと磐梯山など会津の雄大な景色を眺めながら進みます。
やや簡素なボードは自由に撮影が可能です。
乗車記念のカードは希望制で車掌さんに頼むといただくことができました。
切符だけで乗れる乗って楽しい列車とは違い多くのサービスがありました。四国や九州のような派手なおもてなしはありませんが地域によって文化や風習が違うのでそれぞれを楽しむことができればいいと思います。車両もそこそこ老朽化していていつ廃止になるかわからないので乗ることができてよかったです。